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第7回

食品の栄養素の減少


栄養素の減少

昔の食べ物よりも今の食べ物の方が含まれる栄養素は減少しているといわれています。例えば1950年に公表された日本食品成分表によれば、1950年のニンジン100gに含まれるビタミンAの含有量は1万3500IUなのに対し、2000年に公表された五訂日本食品標準成分表ではニンジン100gには5000IUのビタミンAしか含まれていません。50年で3分の1近くに減少しているのです。IUとは国際単位(インターナショナル・ユニット)のことで、ビタミンAの1IUは0.3μg、ビタミンDの1IUは0.025μgと栄養素ごとに異なる数値になります。

ただし分析技術の向上により、ビタミンがより厳密に検出されるようになったため、本来ならビタミンでないものまで含まれていた旧来の検出法より、現代の検出により抽出された数値のほうがどうしても少なくなります。しかしながらそうしたことを考慮しても食品に含まれる栄養素といのは昔よりも減少しているようです。


なぜ減ったのか

食品の栄養素が減少した理由をいくつか上げるとすれば、作業効率を上げ出荷量を増やすために農業の機械化や農薬・化学薬品の使用、ハウス栽培により年間を通した農業の実現、色や形を整えるための薬品の使用などを進めたことにより、昔ながらの農業の形が大きく変化したことが栄養素の減少の大きな原因ではないかと考えられています。同じ土壌面積で出荷量が大幅に増えれば当然作物への栄養素の分配も減少すると考えられます。また農薬や化学薬品の使用も大きな影響をあたえていると考えらます。

他にも野菜が食卓にあがるまでの時間も大きな要因のひとつです。収穫後の輸送、店頭での陳列、購入者の自宅の冷蔵庫で保管と食卓に上がるまでに時間は経過し、それと共に栄養価も減少して行きます。野菜は一般にとれたてが一番栄養素が高いので、収穫から時間が経過する程栄養価は減少してしまうのです。また果物では熟す前に収穫され出荷されますが、それでは栄養価も未熟なままです。肉や魚にしても抗生物質や成長促進剤の濫用、環境汚染や海洋汚染の影響などは栄養価にとってけっしてプラスではありません。


見直しの機運

現代の飽食はある意味、そうした農業の効率化・工業化によってもたらされたものであるともいえますが、自然の力を活かした昔ながらの農業よりも栄養価は減少しているという事実も踏まえておかなければいけないでしょう。農薬の使用を抑えた農業の推進やその土地の伝統的な食文化や食材を見直す「スローフード運動」なども起きているようですが、まだまだそれらの動きは全体の一部にとどまっています。


サプリメントが注目

サプリメントが普及したひとつの理由には食品の栄養素の減少もあげられます。食品の栄養素が減少すれば、必要量を満たすためにはより多くの量の食事が必要となります。同じ栄養量を満たすのに昔よりも多くの食事量が求められているのです。昨今手軽に必要な栄養素を補えるサプリメントが注目されているのは、こうした背景も影響しているのかもしれません。






参考文献
サプリメント健康バイブル (2004版)
サプリメントBOOK―もっと健康!もっとキレイに!


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text by 2009/08/08






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