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ナトリウム欠乏症・過剰症

ナトリウム欠乏症
ナトリウムは欠乏よりも過剰症の方が心配されるミネラルなので、欠乏することはほとんどありませんが、急激な下痢や嘔吐により低ナトリウム血漿(Na+濃度が135mEq/リットル以下)におちいると、錯乱や昏睡、痙攣などが起こる場合があります。また高温・多湿の環境下での作業による大量の発汗にともなうナトリウムの損失により、食欲不振、吐き気、筋肉痛などの症状がでることもあります。


ナトリウム過剰症
高血圧
食塩の過剰摂取は高血圧の一因であると考えられていて、血圧が加齢と共に上昇しない集団や、高血圧有病率0%の集団を対象とした調査では食塩摂取量が最高でも2.9〜4.1gであったといった報告がなされています。世界32か国52集団が厳格なプロトコール(規定)にしたがって参加した国際研究であるintersalt studyでの発表でも、1150mg/日(食塩相当量約3g/日)以下の集団で血圧が低いことが示され、ナトリウムの排泄量と血圧との正の相関関係も認められました。

しかしながら食塩摂取量の血圧への影響は個人差が大きく、高血圧も発症には遺伝的な素因が関与していると考えられていて、ナトリウムの過剰摂取が高血圧の発症にどれだけ直接的に関与しているのかについては明らかにされているわけではありません。

胃がん
世界がん研究基金・アメリカがん研究所は食事とがんに関する膨大な数の疫学調査結果を検証し、その結果、塩漬けの魚が鼻咽頭がんの危険性を増加させるのは確実であり、塩漬けの食品、食塩が胃がんの危険性を高めることが高いことを指摘しています。また最近の日本人の食塩および塩蔵食品摂取と胃がんのリスクに関するコホート研究でも、食塩および塩蔵食品摂取頻度と胃がんのリスクとの強い関連が示されています。このことから減塩がこれらのがんの一次予防に寄与すると考えられています。

浮腫
ナトリウムには水分を保持する作用があり、細胞外液量や循環血液量を維持しています。ナトリウムの体内バランスは腎臓でのナトリウムの排泄によりコントロールされていて、腎機能が崩壊して体内ナトリウム量が増加すると、体内での水分保持量が増え体重増加がもたらされます。体内に余分な液体が蓄積するため浮腫と呼ばれる身体の一部や全身に腫れるような症状があらわれます。浮腫はナトリウムの過剰摂取というよりも腎機能障害に起因する症状の一つといえます。






参考文献
サプリメントデータブック
基礎栄養学 健康・栄養科学シリーズ
基礎栄養学
日本人の栄養所要量―食事摂取基準
日本人の食事摂取基準〈2005年版〉


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text by 2010/10/21






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