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マグネシウムの効能
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マグネシウムは300種以上の酵素の補酵素としてその活性化に関わることがわかっています。エネルギー代謝で必要な多くの酵素でも、その大部分でマグネシウムが補酵素として関与しています。
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遺伝子の情報のコピーをつんだmRNA(メッセンジャーRNA)が細胞内にあるリボソームに付着することでタンパク質の合成が始まります。マグネシウムはこの付着を助ける働きがあります。
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マグネシウムはその60%が骨や歯などに存在しています。骨においてはハイドロキシアパタイトの構成成分として、結晶構造の成長を阻害し、骨の弾力性を維持する働きをします。マグネシウムが不足すると骨からの溶出により濃度の維持が計られますが、働きかけるホルモンがカルシウムのそれと同じであるため、同時にカルシウムまで骨から溶出されてしまい、骨量の減少につながります。骨の健康のためにマグネシウムもしっかりと摂取することが大切です。
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細胞は細胞膜を境に内外で濃度勾配(濃度差)があります。細胞外ではナトリウムの濃度が、細胞内ではマグネシウムやカリウムの濃度が高くなります。通常なら浸透圧により内外の濃度は一定になるはずですが、細胞膜にあるポンプがミネラルを汲みいれたり、汲みだしたりすることにより細胞膜内外の濃度勾配を維持しています。
このポンプを動かしているのがATPアーゼです。ATPアーゼは能動輸送によりミネラルバランスを維持しています。能動輸送とはエネルギーを消費して、濃度勾配に逆らって細胞膜内外を通過することです。ATPアーゼはマグネシウムと結びついたATPマグネシウムがないと十分に働くことができません。このためマグネシウムがないと細胞膜内外のミネラルバランスに乱れが生じます。
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細胞内に流入したカルシウムは細胞膜のイオンポンプの働きにより膜外へと汲み出されます。マグネシウムが不足すると上記でも述べたとおり十分にイオンポンプが働くことができなくなり、細胞内にカルシウムがどんどんと貯まってしまいます。カルシウムがたまると細胞は収縮します。これが血管の平滑筋で起きた場合、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の原因にもなります。
カルシウムとマグネシウムはバランスよく摂取することが大切です。体内でのカルシウムとマグネシウムの理想比は2:1と言われています。
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カルシウムとマグネシウム、カリウムとナトリウムなどは互いにその性質がよく似ていています。良く似た成分では、それぞれお互いに代替して作用しあったり、拮抗したりすることがあります。体内で微量の成分が結合する部位としてレセプターと言うものがありますが、よく似た成分どうしではそれぞれのレセプターに代わりに入ることが出来ます。
よく似た成分が代替して作用するためにはレセプターが認識する必要があり、認識しない場合は何もおきません。レセプターに認識され代替して作用してくれれば問題ありませんが、認識されずにただ単にレセプターを占領するだけになってしまうと、本来の成分が結合できるレセプターの数が減ってしまい、結果として不足状態と同じになってしまいます。
よってカルシウムの過剰摂取がマグネシウムの不足状態へとつながってしまうのです。カルシウムとマグネシウムはバランスよく摂取することが大切です。
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