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ビタミンの名前の由来




ビタミン発見の歴史

ビタミンを最初に発見したのは、日本人の鈴木梅太郎博士です。1910年に脚気の研究の際に発見した成分で「オリザニン」と命名されました。これは現在のビタミンB1にあたります。1897年にオランダ人のエイクマンが脚気に米ぬかの成分が関係していることは示唆していましたが、米ぬかからの成分抽出に成功したのは、鈴木梅太郎博士が初めてです。その後1911年にはポーランドのフンクも同じく米ぬかからの分離に成功し、翌年1912年に、生命の「vital」、アミン「amine」ということで「vitamine」と命名しました。アミンとは窒素(N)を含む有機化合物のことです。

米ぬかから抗脚気因子を発見

5大栄養素であるビタミンの存在を最初に示唆したのはイギリスの生化学者であるフレデリック・ガウランド・ホプキンスです。ホプキンスは1906年にねずみを使った実験で飼料としてたんぱく質(牛乳のカゼイン)、脂質(ラード)、糖質(砂糖など)、ミネラルを与えて飼育したところ、十分に育たなかったため、牛乳を加えて飼育するとしっかりと成長したことから、牛乳に未知の成長促進因子が含まれていることを予言する報告を発表しました。この報告は最初にビタミンの存在を予言し、証明したものとして高く評価され、1929年にはホプキンスはノーベル生理学、医学賞を受賞しています。



脂溶性と水溶性の発見

脂溶性Aと水溶性Bの発見


1913年にはアメリカのマッカラムがバターまたは卵黄の脂肪の中に含まれる未知の成長促進因子以外にも、粗製乳糖にも成長促進因子があることを見出し、前者は脂溶性で後者は水溶性であることを明らかにしました。そして1915年に脂溶性のものを「脂溶性A」、水溶性のものを「水溶性B」と命名して分類しました。これが後にビタミンAとビタミンB群となります。

ビタミンという総称が使われ始める


1919年イギリスのドラモンドが水溶性で壊血病を予防する成分を発見しこれを水溶性Cとしました。1920年にドラモンドは微量で顕著な生理作用を発揮する有機化合物に統一の名称を与えることを考え、フンクの用いた「vitamine」の名称を用いようと考えました。しかしながら必ずしも窒素が含まれていて、アミンの性質を持ち合わせているとは限らなかったため、vitamineではなくて「vitamin」という名称を発案しました。

発見順にアルファベットをつける


彼が発見した抗壊血病因子はそこからvitaminCと命名しました。またすでに発見されていた脂溶性A、水溶性BもビタミンA、ビタミンBと呼ばれるようにし、その後発見される成分も順番にアルファベットをつけていくことを提案しました。

年度名称の変遷
1912年vitamine
1913年脂溶性A水溶性B
1919年水溶性C
1920年ビタミンAビタミンBビタミンC



足りないアルファベット

ビタミンの種類を見ていくとFやG、Hなど足りない表記も見つかります。ビタミンFはビタミンではなくて必須脂肪酸のリノール酸と同様の成分であることが判明したので除かれました。ビタミンG、Hは新たなビタミンではなくてビタミンB群に含まれるものだとして削除されました。ちなみにビタミンKはオランダ語の「凝固(koagulation)」の頭文字からつけられました。その間のIとJはもともと存在しません。



ビタミンB群はどうして数字表記なの

ビタミンBは当初一種類のビタミンとされてきたのですが、後に複数の化合物の集合体であることがわかりました。その後、発見順に数字が当てられました。この数字にも抜けてる番号がいくつかあります。現在残っているのはB1、B2、B6、B12です。他にもB3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)などありますが、こちらは化学名のほうが一般的です。その他の数字はビタミンではなかったものやすでに発見されたビタミンの一種であるなどして後から除かれたもので、そのため数字が抜けてます。



最初に発見されたビタミンはビタミンB1

最初に発見されたビタミンはビタミンB1なのですが、その後アメリカのマッカラムが脂溶性のものをA、水溶性のものをBと分類したために、そのままビタミンA、ビタミンBと呼ばれるようになりました。なおビタミンC以降は発見順に命名されています。



ビタミンはすべてがアミンではない

ビタミンの名前の語源にもなったアミンですが、アミノ酸もアミンの仲間になります。最初に見つかったビタミンの「ビタミンB1」がたまたまアミノ酸の一種だったため、そのように名づけられましたが、その後にアミノ酸の性質を持たないビタミンが続々と発見されました。



ビタミンの日

1911年12月11日、この日は世界ではじめてビタミンの抽出に成功した鈴木梅太郎博士が東京化学会にて発表した日です。これを記念して2001年、博士の生誕の地静岡県が中心となって、この日が「ビタミンの日」として制定されました。






参考文献
ビタミン・ミネラルの本
エキスパートのためのビタミン・サプリメント
スタンダード栄養・食物シリーズ 基礎栄養学第3版
基礎栄養学 改訂第5版






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最終更新日 2017/05/01
公開日 2004/06/21








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