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糖質・炭水化物・砂糖の違い


糖質とは何か?

今回から糖質について1から詳しく見て行くことにします。まずは糖質とは何か、砂糖や炭水化物とは何が違うのかなどについて解説します。まず糖質は生体内で種々の生命活動を担うためのエネルギー源として利用されます。糖質からエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)が作られ、ATPが細胞内でADP(アデノシン二リン酸)へと分解される際にエネルギーが放出されます。体内では糖質の他脂質からも多くのエネルギー源ATPを生成しています。糖質はこのほか生体内の構成成分としても使われます。



炭水化物は炭素と水の化合物

炭水化物は炭素と水の化合物


炭水化物は糖質と同じような意味で使われることも多く、古くから使われてきた言葉です。炭水化物は炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の化合物のことで、その比率は1:2:1となっています。水の比率が2:1なので炭素に水が加わった水和物(Cm(H2O)n)という意味で炭水化物と呼ばれます。

炭水化物と水の元素の比率

糖質イコール炭水化物ではない


しかしながら糖分子に含まれる酸素と水素は水の形で含まれているわけではなく、またその比率も2:1とは限らず、それ以外のものも含まれます。さらに窒素(N)や硫黄(S)、リン(P)を含むものもあるため、その化学的性質を誤解させてしまうので、炭水化物という名称は必ずしも適切であるとは言えません。ちなみに糖とは分子内に数個の水酸基(-OH)と1個のカルボニル基(>CO)を有する化合物のことです。



炭水化物が使われるケースも

日本食品標準成分表で


炭水化物という名称が使われるケースもあります。文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会より公表されている日本食品標準成分表2015では水分、たんぱく質、脂質および灰分の合計(g)を100gから引いた値を炭水化物値として記載しています。

灰分とは


灰分とは一定の条件下で食品を灰化(燃焼)させて残る成分のことで、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル分になります。

日本人の食事摂取基準で


厚生労働省が策定する日本人の食事摂取基準でも糖質ではなく炭水化物という言葉が使われています。



砂糖と糖質の違い

砂糖は糖質の一種


糖質は単糖類、単糖が2つ結合した二糖類、複数結合した多糖類に分類されますが、砂糖(ショ糖)は単糖であるグルコースとフルクトースが結合した二糖類に分類されます。つまり砂糖は糖質の一種であるといえます。

砂糖(ショ糖)の分類

砂糖の原産はパプアニューギニア


砂糖の原料であるさとうきびはパプアニューギニアが原産で、1万年前に野生植物から発見され、その後インド、東南アジア、中国へと広がり、ヨーロッパへは十字軍(11世紀〜13世紀)により持ち込まれました。1493年にはコロンブスが中米のカリブにサトウキビを持ち込み、サトウキビ栽培が開始されています。






参考文献
七訂食品成分表2016
基礎栄養学 (スタンダード栄養・食物シリーズ)第3版
よくわかる栄養学の基本としくみ
栄養学の基本がわかる事典


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text by 2017/01/27






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