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日本食品標準成分表2015


5年ごとに改定

文部科学省・科学技術・学術審議会資源調査分科会は2015年度12月25日に日本食品標準成分表2010(6訂)を改定し、日本食品標準成分表2015(7訂)を発表しました。日本食品標準成分表は数年置きに改定がなされてきたもので、2000年の5訂日本食品標準成分表からは5年ごとに改定がなされています。前回と前々回の改定については日本食品標準成分表2010五訂増補日本食品標準成分表で詳しく取り上げています。

これまで8回改定されてきましたが、今回が7回と表記されているのは6回目の改定が五訂増補という扱いで、その次の7回目が六訂とカウントされて1つずれているからです。



掲載食品数の増加

掲載食品数は当初は改定ごとに大きく増加してきましたが、ここ数回の改定ではその数にほとんど変化はありませんでした。五訂から五訂増補では掲載数は逆に1882から1878へと減らされ、五訂増補から日本食品標準成分表2010では1878のまま変わりませんでした。今回日本食品標準成分表2015年版では2191と前回よりも大きく増加しています。では具体的にどのような食品が新規に取り上げられたのかについて見ていきます。

■刺身とフライの追加
これまでも各食品によっては様々な調理、加工形態ごとに成分値が掲載されていました。例えばまあじなら生以外にも水煮や焼きなどが掲載されています。今回これらに刺身やフライといった調理、加工形態での成分値も掲載されることとなりました。

■健康志向を反映した食品
発芽玄米、五穀、えごま油、ヨーグルト(低脂肪無糖・無脂肪無糖)、減塩しょうゆ、減塩みそ等

■アレルギーに対応した食品
米粉、米粉パン、米粉めんなど

■調理後の食品
これまでもゆでや炊き、素揚げなど食品によっては調理、加工した状態でのそれぞれの成分値も掲載されてきました。今回こうした調理・加工した状態でも取り上げられている食品の数が前回の259から369にまで増えています。

■食べる機会が増えた食品
菓子パン類(メロンパン、ミニサイズの菓子パン、ベーグル)、ビール風味炭酸飲料、

■調味料
バルサミコ酢、ゆずこしょう、顆粒中華だし、おでん用だし、ホワイトソース、和風・ごまドレッシング等

■食品の細分化
これまで鉄分の豊富な食品として知られてきたひじきですが、ほしひじきのみの成分値しか掲載されていませんでした。これがステンレス釜、鉄釜と調理器具別に成分値が掲載されるようになりました。これはなぜかというと干しひじきの鉄分というのは本来鉄釜由来のものが多いので、ステンレス釜を使用した際は大きく鉄分の含有量が下がります。そこで鉄釜で調理した場合の干しひじきの成分値とステンレス釜で調理した場合の干しひじきの成分値が分けて掲載されるようになったわけです。



既存データの見直し

各食品の成分値はこれまでの成分表の数値をそのまま引き継いで掲載しているものも多くあります。しかしながら分析技術の向上や原材料の品種、栽培方法(生産方法)、製造方法の変化などにより食品の成分値が変わっているものも少なくありません。

例えばビタミンDでは従来の分析方法では試料(分析や検査に用いる材料)に含まれる妨害物質の影響で正確な数値が測定しにくいという問題がありました。そこで今回からはきのこについて新たな分析法を採用し、再分析を行い、収載値も変更されました。このほかにも疑義のある食品には積極的に再分析を行い収載値の見直しが行われています。



炭水化物の数値をより正確に詳細に

今回から炭水化物は炭水化物成分表で別冊で詳細が記載されるようになりました。炭水化物は従来は差し引き法と言う簡便な方法により計算されてきましたが、炭水化物組成の調査や研究を進め、計算法も見直すことで、より詳細で正確な数値を記載した炭水化物成分表編が編さんされました。炭水化物成分表では人の酵素で消化可能で、吸収・代謝される成分である利用可能炭水化物と、その内訳であるデンプン、ブドウ糖、果糖、ガラクトース、しょ糖、麦芽糖、乳糖、トレハロースなどの数値、それから糖アルコールについて掲載されています。



その他別冊も充実

従来から日本食品標準成分表には別冊としてアミノ酸成分表や脂肪酸成分表も掲載されてきましたが、今回の改正ではこれらの成分表でも掲載される食品数が大幅に拡充されました。アミノ酸成分表は337食品から1558食品に、脂肪酸成分表は1262食品から1782食品に増加しました。



なじみの深い名前に変更

日本食品標準成分表2010に掲載されている食品の中にはごれんし、ピタヤ、くびれづたなどあまりなじみのない名称で掲載されている食品もあります。これらは順にスターフルーツ、ドラゴンフルーツ、うみブドウの別名になります。後者の名前のほうが一般によく使われていて、なじみも深いので日本食品標準成分表2015からはこれら食品は後者の名前で収載されるようになりました。またシークワシャーも現地ではシークゥワーサーと呼ばれることが多いことからこちらも今回からは後者の名前で収載されています。






参考文献
七訂食品成分表2016
日本食品標準成分表2015年版(七訂)について(文部科学省サイト内)


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text by 2016/04/08






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