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日本食品標準成分表2010




はじめに

2010年11月16日、文部科学省・科学技術・学術審議会資源調査分科会において、日本食品標準成分表が改定されました。名称は従来の五訂という表記から、どの時点での最新の情報が収載されているのかが明確になるよう「日本食品標準成分表2010」という表記へと変更されました。2005年の改定「五訂増補日本食品標準成分表」から5年経過での改定となります。掲載食品数については今回の改訂では前回の1878から変更はありません。


主な変更点は2つ

FAO報告書への対応
たんぱく質と脂質について、FAO(国際連合食糧農業機関)報告書が推奨する好ましい方法での収載に変更。これにより実際に摂取しているたんぱく質、脂質の量がより正確に把握できるようになります。
・たんぱく質
窒素量に一定の係数を乗じて算出 → アミノ酸組成から求めるたんぱく質量

・脂質
トリアシルグリセロール以外の脂質も含めた成分値 → 脂肪酸組成から求めるトリアシルグリセロール当量 

食事摂取基準への対応
厚生労働省が策定している「日本人の食事摂取基準」に言及されていて、日本食品標準成分表では収載されていなかった「ヨウ素」「セレン」「クロム」「モリブデン」「ビオチン」の5つの栄養素が各食品の成分値の項目に追加されました。


アミノ酸成分表改訂

1966年に策定され86年に改定された「日本食品アミノ酸組成表」も今回改定され、「日本食品標準成分表準拠 アミノ酸成分表2010」と名称が変更されました。今回の改定値に基づいて上記のたんぱく質量も算出されています。






参考文献
「日本食品標準成分表2010」(文部科学省サイト内)



この記事を書いた人

kain

kain

ビタミネ管理人のkainと申します。2003年より当サイトを運営。ビタミンやミネラルに関する記事を多くの参考文献をもとに多数執筆。各記事には参考文献一覧も明示。

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text by 2013/02/06






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