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アレルギーについて


アレルギーとは

アレルギーとは免疫異常反応のひとつで、免疫異常反応には、不適切な免疫反応によるアレルギーと免疫反応の失調による免疫不全があります。不適切な免疫反応では宿主の組織に病的変化を起こすことがあり、これをアレルギーや過敏症などと言います。アレルギーは機銑厳燭泙琶類することが出来ます。


アレルゲンとは

アレルゲン(抗原)とはアレルギーを引き起こす物質のことです。接触経路により以下に分類することが出来ます。

■アレルゲンの分類
吸収アレルゲン花粉、ダニ、カビ、動物の毛、チリ、ホコリなど。
食物アレルゲン牛乳、そば、卵など。
薬剤アレルゲンホルモン、サルファ剤、抗生物質など。
刺咬性アレルゲン蜂などの昆虫毒素。
接触アレルゲン金属、漆、化粧品など。
感染性アレルゲンウイルス、細菌など。


儀織▲譽襯ー

アレルゲンとの接触後即時に反応を起こすので即時型アレルギーとも呼ばれます。アレルゲンとの接触からアレルギー反応の発現までの流れは以下のようになります。

1. アレルゲンとの接触によりIgE抗体が産生される。
2. IgE抗体が肥満細胞や好塩基球と結合する。
3. 結合したIgE抗体がアレルゲンと結合する。
4. 肥満細胞は脱顆粒を起こし、ヒスタミンやロイコトリエンなどの神経伝達物質を放出する。
5. 喘息、湿疹、発赤、蕁麻疹、花粉症、アトピー性疾患、食物アレルギーなどのアレルギー症状を引き起こす。

循環器系で起こるアレルギー反応であるアナフィラキシーショックは呼吸困難や血圧低下を伴うため、極めて危険で場合によっては死に至ります。


況織▲譽襯ー

細胞表面に存在するタンパク質が抗原と認識され、細胞障害性T細胞やB細胞、補体などに攻撃されることによって起こる傷害。重症筋無力症(筋細胞膜に対する抗体の攻撃)、自己免疫性溶血性貧血(赤血球に対する抗体の攻撃)、リウマチ熱(心筋細胞に対する抗体の攻撃)、移植臓器の拒絶反応など。


祁織▲譽襯ー

諸臓器に広く分布する物質や血中の可溶性物質が抗原となり抗体が産生され、抗原と抗体が結合することで免疫複合体を形成。通常速やかに貪食される免疫複合体が組織や細胞に沈着すると、それを処分するために好中球や補体が活性化する。このとき組織や細胞にも攻撃を受け傷害が発生します。祁織▲譽襯ーの症例は全身性エリテマトーデスや慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患など。


厳織▲譽襯ー

抗原刺激を受けてから反応が最大になるまで、12時間から数週間かかるため遅延型アレルギーともいわれます。遅延型反応性T細胞が抗原提示細胞上の抗原と反応し、様々なサイトカインを放出することでマクロファージが活性化し、それにより生じる傷害です。接触性過敏反応(ゴムアレルギー)やツベルクリン反応(発赤)がこれにあたります。


自己免疫寛容

免疫系の細胞が正常に働くためには、自己の細胞には反応しないことが必要になります。これを自己免疫寛容と言います。自己免疫寛容を維持するためには、自己抗原の免疫系からの隔離、自己抗原提示の欠如、自己反応性T細胞の消失、機能抑制などの機構の維持が必要です。もしこれらの機構に異常が生じてしまうと自己免疫疾患が現れます。況織▲譽襯ーや祁織▲譽襯ーも自己免疫疾患の一例です。


免疫不全

免疫力が落ちると感染症にかかりやすくなり、また症状も重く長引く傾向にあります。免疫不全は先天的免疫不全と続発的免疫不全に分類できます。続発的とはある疾患に関連して起きるケースです。先天的免疫不全はまれで、続発的免疫不全が大半を占めます。

・先天的免疫不全
B細胞の異常、T細胞の異常、T・B両細胞の異常、貪食細胞の異常、補体系の異常などが原因。
・続発的免疫不全
ある種の感染症、腫瘍、外傷等、移植臓器の拒絶を抑えるための免疫抑制剤投与、栄養失調などが原因。 






参考文献
わかりやすい生化学
栄養・健康化学シリーズ 生化学
栄養科学シリーズNEXT 生化学
病気がわかるからだのビジュアル百科


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text by 2007/03/02






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