ビタミネ





HOME >> ビタミンTOP >> 水溶性ビタミン >> パントテン酸の効果・効能
サイトマップ

パントテン酸の効果・効能




広範囲に食品に含まれる

パントテン酸はギリシャ語の「いたるところにある」という言葉から来ていて、その名の通り動物性から植物性まで広く食品に含まれます。また腸内細菌によっても合成されるので欠乏することはほとんどありません。



エネルギー代謝に関わる

パントテン酸はコエンザイムA(CoA)と呼ばれる補酵素の構成成分として糖質、脂質、アミノ酸代謝に関わっています。糖質代謝ではピルビン酸とCoAからアセチルCoAが作られ、エネルギーを作り出すクエン酸回路(TCA回路)へと入ります。脂質ではまず脂肪酸とCoAからアシルCoAが作られ、アシルCoAはβ酸化と呼ばれる脂肪の燃焼過程を経て、その際アセチルCoAが作られクエン酸回路へと入ります。

CoAが糖質、脂質、アミノ酸代謝で補酵素として関わる酵素反応はピルビン酸脱水素酵素、α-ケトグルタール酸脱水素酵素、脂肪酸酸化酵素、脂肪酸合成酵素、HMG-CoAカルボキシラーゼ、アシル・CoA合成酵素など140以上にも及びます。



※関連コラム  >>疲労とビタミン
>>酵素について1
>>酵素について2



脂肪酸の合成に関わる

パントテン酸は脂肪酸の合成に必要な酵素であるアシルキャリアプロテイン(ACP)の補欠分子族(補酵素と同じ酵素の補助因子)である4'-ホスホパンテテイン(4'-phosphopantetheine)の構成物質です。

※関連コラム  >>酵素について1



善玉コレステロールを増やす

コレステロールは本来からだにとって必要不可欠な存在ですが、取りすぎると動脈硬化などの原因となります。コレステロールには運搬・回収の形でそれぞれ悪玉コレステロール(LDL)、善玉コレステロール(HDL)の2種類がありますが、このうちLDLが増えすぎると活性酸素と反応して酸化LDLとなり、血管を傷付けはじめます。 酸化LDLはマクロファージによって処理されますが、処理しきれなくなるとマクロファージ自体が貯まって泡沫細胞化しこぶとなって血管を狭めてしまいます。

HDLは酸化したコレステロールや血管内に溜まった余分なコレステロールを回収して、肝臓へと運び届ける働きがあります。パントテン酸はこのHDLを増やす働きがあります。

※関連コラム  >>コレステロールとビタミン1
>>コレステロールとビタミン2



抗ストレス作用

人間はストレスを感じると抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンを合成しますが、パントテン酸はその合成にも関与しており、ストレスに対する防御反応においてパントテン酸が重要な働きをするのではないかといった報告もあります。



その他の働き

パントテン酸は他にもステロイドホルモン(性ホルモンなど)やステロール(コレステロールなど)、神経伝達物質(アセチルコリン)の合成にも関わります。 さらに、免疫抗体の合成や薬剤の解毒作用にも関与しています。また細胞膜の構成成分としてリン脂質中に、赤血球の中にあるヘモグロビンの構成成分としてプロフィリン中に、それぞれ存在しています。






参考文献
医療従事者のための機能性食品ガイド
医療従事者のためのサプリメント・機能性食品事典
わかりやすいからだとビタミンの知識
サプリメントデータブック
基礎栄養学 健康・栄養科学シリーズ
基礎栄養学 (スタンダード栄養・食物シリーズ)第3版
よくわかる栄養学の基本としくみ
エキスパートのためのビタミン・サプリメント
栄養の基本がわかる図解事典
最新・最強のサプリメント大事典
ビタミン・ミネラルBOOK―ストレス解消!体に効く!









ページTOPへ
text by 2014/02/26






水溶性ビタミン









since 2003/07/21
Copyright(C)2003 kain All Rights  Reserved