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ビタミンEの食事摂取基準、一日の必要量、目安量は?




ビタミンEの成人目安量

ビタミンEの種類


ビタミンEには同族体として、α-、β-、γ-、δ-トコフェロールと、同じくα-、β-、γ-、δ-トコトリエノールの合計8種類が存在します。読み方はα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)です。

α-トコフェロール量が指標に


生体内でもっとも多く存在し、活性(効力)が高いのがα-トコフェロールです。従来はα-、β-、γ-、δ-全てが含まれるα-トコフェロール当量(α-TE)で表示していましたが、血液や組織中に存在するビタミンE同族体の大部分がα-トコフェロールであることから「日本人の食事摂取基準2005年版」からα-トコフェロールの数値のみを指標として用い、その他のビタミンEは含まれていません。 ビタミンEの1日の目安量は成人男性で6.5mg、成人女性で6.0mgです。

なぜα-トコフェロールが多いのか


食品中からのビタミンEの多くはα-トコフェロールとγ-トコフェロールですが、小腸で吸収され肝臓まで運ばれるまで運ばれた後、α-トコフェロール輸送たんぱく質と結合して血漿や各組織へと運ばれるのはα-トコフェロールが大半です。γ-トコフェロールはα-トコフェロール輸送たんぱく質との結合能が著しく低く、その大半は肝臓で代謝されてしまいます。そのため血漿中や組織中のビタミンEの大半はα-トコフェロールなのです。

トコフェロールの意味


もともとビタミンEはラットの動物実験で抗不妊因子として発見されたもので、Tocos(子供を産む)とphero(力を与える)にol(水酸基を含む化合物)を合わせてトコフェロール(Tocopherol)と命名されました。


ビタミンEの年代別食事摂取基準

年齢 男性(mg) 女性(mg)
推定平均
必要量
推奨量 目安量 上限量 推定平均
必要量
推奨量 目安量 上限量
0〜5 (月) - - 3.0 - - - 3.0 -
6〜11 (月) - - 4.0 - - - 4.0 -
1〜2 - - 3.5 150 - - 3.5 150
3〜5 - - 4.5 200 - - 4.5 200
6〜7 - - 5.0 300 - - 5.0 300
8〜9 - - 5.5 350 - - 5.5 350
10〜11 - - 5.5 450 - - 5.5 450
12〜14 - - 7.5 650 - - 6.0 600
15〜17 - - 7.5 750 - - 6.0 650
18〜29 - - 6.5 800 - - 6.0 650
30〜49 - - 6.5 900 - - 6.0 700
50〜69 - - 6.5 850 - - 6.0 700
70以上 - - 6.5 750 - - 6.0 650
妊婦 - - 6.5 -
授乳婦 - - 7.0 -

※参考 厚生労働省発表 日本人の食事摂取基準(2015年版)
      各指標の見方について


多めにとった方がいい人

ビタミンEは抗酸化作用に優れた栄養素です。活性酸素が体内に多いとそれだけたくさんの抗酸化反応が生じて、細胞が酸化して老化、衰退してしまうので、活性酸素の発生しやすい要因をたくさん抱える人は少し多めに摂取してください。活性酸素が生じやすい要因として次のことが挙げられます。

ストレスが多い


ストレスに対抗すべく生成される抗ストレスホルモンの生成過程で副産物として活性酸素が発生します。

アルコールの取りすぎ


アルコールの肝臓での解毒作用でも、副産物として活性酸素が発生します。

タバコや排気ガスなど


タバコの煙や排気ガス、環境汚染物質や、食品添加物など体内に好ましくない物質が侵入したときもそれを退治すべく活性酸素が多量に生成されます。

紫外線の影響


紫外線下にさらされていると、皮膚を守るためのメラニン色素の生成を促すべく活性酸素が発生します。



多く含まれる食品は?

ビタミンEを効率的に摂取したいなら多く含まれている食品を知ることも大切です。ビタミンEはひまわり油やべにばな油、米ぬか油といった植物性油に多く含まれます。料理でこうした油を使うことでビタミンEを上手に摂取できます。またアーモンドやヘーゼルナッツといった種実類にも多く含まれるものがあります。このほかあんこうのきもやたらこ、キャビアといった魚の卵、うなぎやにじます、西洋かぼちゃ、マーガリンなどにも多く含まれます。詳しくはビタミンEの多い食品・食べ物と含有量一覧で解説しています。



耐用上限量について

ビタミンEの上限量を設定する場合は出血作用に関するデータが重要になります。低出生体重児にたいしてα-トコフェロールを補充投与したところ出血傾向が高まったというデータが報告されています。一方成人男性(平均62.2圈砲胞-トコフェロールを1日800mg投与して、28日間摂取させ続けたところ、非摂取群と比べても、臨床的指標に有意な差はみられなかったことから、800mgが健康障害非発現量として定められています。どの程度摂取させたところで健康障害が発症するのかというデータがあれば正確は上限量を設定することはできますが、現状ではそうした報告がないため、問題のない数値として800mgが上限量として定められています。






参考文献
日本人の食事摂取基準 <2015年版>
日本人の食事摂取基準 <2010年版>
サプリメントデータブック



脂溶性ビタミンの食事摂取基準一覧








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最終更新日 2016/06/25
公開日 2004/06/18








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